ヨガと出会ったのは大学生の頃だった。何気なくInstagramを見ているときに見かけたインストラクターのページを掘り下げていくと、とても興味が湧いてきた。
当時、藝大でお箏を学んでいる真っ最中。昔から運動とは無縁だったし運動神経は悪いけど、スタジオでクラスを体験してみることにした。
当時は完全夜型で、9時か10時のレッスンに起きることから試練という感じ。案の定クラスはついていくのに必死で、ヨガ＝大変という認識だったけど、月に1,2回ペースでは続けていたと思う。
そして面白い巡り合わせがあり、ヨガスタジオの受付でバイトをすることになった。ヨガにはずっと興味があって、これもまたInstagramでたまたま見つけた募集に応募をしてみた。伝統的なヨガを伝えているスタジオで、面接に行ったのにマネージャーの方と”伝統”というワードで意気投合して面接の時間がとても楽しかったのを思い出した。
朝早くスタジオで練習する人がたくさんいる中、私には違う次元だと思い込み、自分がヨガを練習することはそこまで前のめりにはなれずに、ここでも月に1回クラスを受ける程度だった。でもなぜか離れ離れにならずに続いていたのが面白いと思った。
その後、さらに深めるためにワークショップを受けたり、ヨガについての興味が湧き起こって今は日々ヨガと共に暮らしている。うまくいかないこともあるけど、それも人生だと自分に言い聞かせて、なるべくマットの上の時間を持とうと心がけている。
